地元新潟の買取ハピクルです。
今回は和楽器の『琴』を高く売るポイントについて解説をさせていただきます。
琴は大きいので邪魔になるからと売却を急ぐ方も多いのですが、損をしないためにも売るときの注意点をしっかり抑えてから売却することをオススメ致します。
琴の買取価格、相場はいくらぐらいなのか
琴にも査定のポイントが多くあります。
それらのポイントを無視して相場を語ることはできませんので、まずは査定員がどういった視点で金額を出すのか?
そのポイントについて少しお話したいと思いますので、少々お付き合いください。
琴の高価買取ポイント①:音穴を覗いて彫り方を確認する
琴を裏返すと両方に上の画像のように穴が開いている部分が必ずあります。
この中の彫り方によってお値段が全く変わります。
一般的なものが『すだれ彫り』といって縦一直線に彫られている物です。
この彫り方は数も多いことから高く買取となるケースは少なくなるのですが、その他の査定ポイントも含めての総合的な判断となりますので、すだれ彫りだからといって悲観する必要はまだありません。
逆に非常に高価買取になりやすいものが『綾杉彫り』となります。
ギザギザとした彫り方が特徴となっています。
愛好家の方からすると、彫り方で音色が変わるということから人気の琴です。
また手間暇もかかるので当然ではありますが高級品として珍重され買う時も高価です。
綾杉彫りの琴になると買い取ってもらえないという事はまずありません。
ただ、この段階でまだ値段を出すことは難しいです。
そこで次の査定ポイントを公開していきましょう。
琴の高価買取ポイント②:くり甲か並甲か
並甲:
くり甲:
違いが分かりますでしょうか?
『くり甲』というのは『刳り貫き』という意味でもありますので、部位をくっつけたりせずに刳り貫いて琴の形にしています。
一方、並甲は部位を接合して完成させております。
手間の部分からしても『くり甲』の方がずば抜けております。
そのため購入する際もくり甲の方が高級品として高くなりますので売却する際も高くなるのは『くり甲』となっております。
琴の高価買取ポイント③:13弦か17弦か
通常であれば琴の弦は13弦が一般的です。
が、稀に17弦の琴と出会うことがあります。
実は17弦の事は非常に希少性が高く、それだけに買取も非常に高くなる傾向にあります。
17弦になると先ほどの綾杉、くり甲でなくとも平均して最低でも5万円からという査定になっていきます。
流通量が少ないだけに、もしご自宅に使わなくなった17弦琴がありましたら無料査定も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
琴の高価買取ポイント④:象牙を使った細工、彫金細工
口前、竜角といった部位に象牙を使った琴もあります。
こういった物は手が込んでいる可能性があるので、高額買取になるケースもあります。
が、象牙を使っているからと言って必ずしも高くなるというわけでもありません。
しかしながら象牙を使っているという点においては評価も高くなりますので、査定時は高ポイントとなります。
白い部分が象牙:
ちなみに琴柱にも象牙製の物があります。
象牙製になると琴柱だけでも、かなりの高額査定になるケースがあります。
琴柱:
その他は彫金細工や蒔絵などが施されている、また作家の銘などで買取金額が変動します。
他にも状態などを見させていただいたり、査定の細かいポイントはありますが、概ね査定ポイントを公開させていただきました。
高くなる傾向になるものをまとめますと、
- 綾杉彫り
- くり甲
- 細工、作家
- 別査定になる17弦琴
このあたりになりますと非常に期待が持てる査定となるかと思います。
作家などで開きはありますが買取金額数万円から50万円程度までは変動します。
琴を売る時に損をしないために
このような査定の細かいポイントがあるにも関わらず、そういった違いを分からないで査定されたと相談を受けたことがあります。
つまり高級品の琴であるにも関わらず、ずさんな鑑定をする業者も少なからずいるということですね。
知識や販路に乏しい場合は買い叩いて損しないようにしようとする傾向にあるようですので、安く査定をされてしまうんです。
私どもは取引先が多いので販売において自信があります。
販売ルートが多数あるということは、買取でも高く買い取りすることが可能ということです。
ただし、どう頑張っても高額買取は厳しいものもありますので、その辺りは実物を拝見してみないとなんとも言えないのが本音でございます。
歯がゆい限りです。
琴を売るオススメの方法とは
琴は非常に大きいものです。
長さは約180cm近くあります。
それだけに車に積んで買取店に持ち込むのも難儀だというお客様からの相談を受けることが、しばしば。
ハピクルは出張、宅配買取を専門としていますのでご一報いただけましたら、ご自宅の方まで査定に伺うことができます。
査定にご納得いただけない場合はキャンセルが可能で、出張費やキャンセル料などの費用は一切ありません。
完全に無料で鑑定可能ですから、ご自宅に眠っている琴がいくらぐらいで売れるのか気になっている場合は、お気軽にハピクルまでご相談くださいね。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。